もしタイムマシーンにのって過去に戻れるなら
『歯をもっと大切にしよう!!』と
自分自身に言いたいです。
私は幼い頃から
丁寧に歯磨きをする習慣がなく
すでに虫歯が数本ありました。
永久歯に生え変わったあとも
歯を守る大切さに気がつかず大人になりました。
そのため神経を抜いた歯や
治療済みの歯が多くあります。
子供の頃からコンプレックスに感じていた”歯”
40代になった今も、
どうしようもない不安な気持ちが時々おそってきます。
「歯がきれいな人が本当にうらやましい」
つい人と自分を比べてしまうと
「私の歯はきれいじゃない」と
自分に「ない」ものに
スポットライトを当ててしまいがちです。
でも…
自分に「ある」ものを考えてみると
「歯」そのものは持っています。
モデルさんのような歯ではないけれど
「歯はある」のです!!
歯の悩みは
なかなか人に相談できないもの。
ひとりで抱えてしまっている方も
多いのではないでしょうか。
悲観的になると不安や心配事はつきません。
だからこそ
私と一緒に「今ある歯」に
スポットライトを当ててみませんか?
歯のことで悩み続けてきた私が
「一番やってはいけなかった」と思うことを
赤裸々にご紹介します。
さらに、どうしようもない不安な気持ちにおそわれた時の
私なりの対処法もご紹介‼
「気がつくと歯のことばかり考えてしまい辛い」
という方はぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです。
歯の悩みを持っていない方は
「あぁ~コレをやっちゃうと歯にはよくないのね」
と、反面教師にして読んでみてくださいね(笑)
目次
私の歯について
お恥ずかしながら、まずは私の歯について
お話したいと思います。
永久歯は、すべて生えそろうと28本、
親知らずを含めると32本になります。
今ある私の歯は26本です。
つまり正常ならば28本ある永久歯が、
私は2本少ないという現状です。
2本少ない歯の内訳は
1本は埋伏歯(まいふくし)です。
顎の骨や歯肉の中に埋まって
出ていない歯のことで左上に1本あります。
そしてもう1本は
虫歯で神経を抜く治療をしました。
その予後が悪く痛みをくり返し、
歯科医の判断で抜歯しました。
右下の一番奥、7番の歯です。
ちなみに親知らずは4本生えてきましたがすべて抜きました。
奥歯は治療済みで神経のない歯が多く
もし問題が起きた場合、
次は抜歯になってしまうんじゃないか。
そういった不安が常につきまとってきます。
とは言っても
このような状態になったのは
「自分で自分の歯を守ろうとしなかった」
自分の責任です。
歯がダメージを受ける悪習慣
私は子供の頃から
磨き残しがたくさんあったと思います。
歯磨きの基本ともいえることが
私はできていませんでした。
・力を入れすぎないように小刻みに歯ブラシを動かす
・歯の裏側もしっかり磨く
・歯と歯の間は歯間ブラシやフロスを使う
歯磨きの技術が乏しいうえに
歯磨きをせずに寝落ち。
これを頻繁にやらかしていました。
一番やってはいけないやつです(笑)
そして実はもう一つ、
大人になってからも
やってはいけないことをやっていた私。
それは、だらだら飲み食いすることです!!
オフィスワークをしていた頃、
デスクでの飲食がOKの会社だったので
机の中にはお菓子を常備していました。
チョコレート、あめ、ガムに、カフェラテなどの甘い飲み物。
ちょこちょこ食べたり飲んだりして口の中はフル稼働。
これがどれほど歯によくないか
まったく知りませんでした。
もちろん、健康的にも良くはないですね。
食べてもきちんと歯磨きすれば大丈夫でしょ!?
ではないんです!!
だらだら食いは虫歯を誘発させるんです‼
お口の中にいる虫歯菌は、
糖分を分解して酸を作り出します。
その酸によって、歯の表面のミネラルが溶け出して
虫歯になるのです。
通常では唾液によって酸が中和されます。
しかし、だらだら食いしていると
お口の中が酸性になっている時間が長くなり
歯が溶ける状態が続いてしまうのです。
間食は食べるのであれば規則的に食べる。
それが健康にも歯にも
負担が少ないと言えます。
何を食べるかということも大切ですが
それと同じくらい「食べ方」も重要なのです。
歯医者に行っていれば大丈夫!?
私は頻繁に歯医者に通ってきましたが、
それでも慣れることはなくいまだに怖い。
予約の電話をかけることでさえも、
勇気を出すまでに数日かかります(笑)
同じように歯医者が苦手と感じる方も多い一方で
『虫歯を予防するために歯医者へ行く』
という考え方が主流になってきています。
治療のためだけではなく
予防するために歯医者へ通うのです。
そのため、歯医者デビューを
1歳くらいからしているご家庭も
増えてきていますよね。
私の娘も1歳半になった頃から
定期的に歯医者へ連れていき
クリーニングしてもらっています。
そもそも虫歯予防のために歯医者へ行く
という概念がなかった私は、
治療が必要でない限り行っていませんでした。
それが
いまでは4ヶ月から半年ごとに通っています。
きっかけとなったのは
耐えがたい虫歯の痛みを経験したからなんです。
歯の痛みって本当につらいですよね。
もうこんな痛みは二度とあじわいたくない
という思いから定期的に行くようになりました。
歯医者へ行くこと自体
ハードルが高いことでもありますが、
想像以上にメリットがたくさんありました。
磨き残しを指摘してもらえる
歯医者に行く前はいつもより念入りに
磨いているつもりでも、磨き残しがありました。
そういう部位は普段から磨けていない
ということにつながります。
自分にとって磨きにくい場所と意識して
気をつけて歯磨きするようになります。
歯に対する意識が変わる
歯や歯茎の状態を教えてもらうことは
お手入れするモチベーションがあがります。
心配なことや、聞きたいことがあれば
歯科衛生士の方からアドバイスもしてもらえます。
早い段階で異常をみつけてもらえる
歯医者によるかもしれませんが
1年に1回くらいのペースで
レントゲンをとってもらえます。
私は神経がない歯が多いので、
もし異常があっても
痛みを感じない場合もあります。
実際に、痛みはないのに根尖病巣(こんせんびょうそう)
といって根っこの先に膿がたまっている状態を
見つけてもらえたことがあります。
早期発見によって治療の程度も時間も医療費も、
最小限で済むケースが多いというメリットがあります。
遅ればせながら
定期的に歯医者へ行くようになって
虫歯ができなくなったのか…!?
それは日頃の歯磨きが一番大事であることに
私はまだ気がついていなかったのです。
一番大切なことは毎日のお手入れ
歯医者でのクリーニングは
自分では落とせない歯垢や、
歯の表面の着色をおとし磨いてもらい
虫歯や歯周病を予防する。
お口の中を、より衛生的に保つために
してもらうものです。
毎日飲食をすればお口の中は汚れます。
その掃除をするのは自分です。
定期的に歯医者へ行って大掃除をしてもらっても
毎日の掃除を怠れば、当然汚れは蓄積されます。
私は心のどこかに
『こまめに歯医者にいっていれば大丈夫』
という間違った安心感がありました。
歯医者でのクリーニングに頼りきっていたのです。
当然、虫歯はなくならないし
久しぶりに行く歯医者ではいつも
「少し歯茎が炎症ぎみですね」
と言われていました。
歯科衛生士の方に
使ってお手入れがんばってください。
とアドバイスをもらいました。
言い方はやわらか~くでしたが
「このままの状態が続くと…」
という警告もくださいました。
それからは心を入れ替え
夜はより丁寧に磨き
歯間ブラシとフロスを毎日使うようにしました。
すると次のクリーニングでは
歯茎の状態もよく、
歯垢の付着も少ないと言われたのです。
歯垢がつくのは仕方がないもの
とさえ思っていたので正直驚きました。
毎日の歯磨きとお手入れで
こんなにも変わるのか!?
そこで私はようやく、本当にようやく
自分でする毎日の歯磨きが1番大切であることに
気がついたのです。
ふり返って書いていて
自分でも気づくのが遅すぎるだろっと
あきれてしまいますが(笑)
それでも手遅れになる前に気づけてよかったです。
これを読んでいる方は
すでに歯間ブラシやフロスでのお手入れを
実践されていると思いますが、
もしも歯ブラシで磨くだけ
という方がいらしたら
毎日の歯磨きにプラスしてくださいね!!
歯のことを考えるならプラスなことを
歯の悩みって人には言いづらくて
なかなか相談できない…。
私自身がそうだったからですが、
自己管理ができていないと思われたら恥ずかしい。
不衛生だと思われたら恥ずかしい。
そう思われたら恥ずかしいから、
ひとりで抱えているのもつらいけど
誰にも言えなかったのだと思います。
私と同じように歯のことで悩んでいる方は
意外と多いのではないでしょうか。
悲観的になると不安や心配事はつきません。
「まだ若いのに入れ歯になったらどうしよう」
「歯のことを考えると不安で眠れない」
「歯のことで悩んでばっかり…」
その気持ち、痛いほどよくわかります!!
でもね
ひとりで悩むより
まだ起きてもいないことを心配するより
あの時こうしていればと後悔するより
「もう仕方ない、なるようにしかならない」
と開き直ったほうが断然ラクなんです。
「治療が必要だけど歯はある」
「入れ歯でもインプラントでも手段はある」と、
あることに意識を向ける方がプラスになります。
それでも…
どうしようもない不安におそわれたとき
私は歯磨きをするようにしています。
自分の歯に「ありがとう」を言い、ていねいに磨く。
はい!!おしま~い。
もうその日は歯のことを考えるのはやめるんです。
気がつくと歯のことばかりを考えていてつらい
という方は一度試してほしいです。
「なんで私の歯ってこうなの!?」と責めるかわりに
「ありがとう」と声をかけてみてください。
そして歯磨きしてみてください。
行動すると不安な気持ちがまぎれます。
歯磨きに関わらず、ネガティブな感情で行動すると
集中できなかったり、うまくいかなかったり、
まさに負のループってことありますよね!?
毎日悪いことばかり考えながら歯磨きをするから
実はきちんと磨けていなくて、虫歯がなくならない
っていうこともあるかもしれません。
自分の大切な歯だからこそ
やさしい言葉をかけて磨いてあげることも
大切なことだと思います。
まとめ
虫歯や歯周病で悩んだことがある人は
歯の大切さを誰よりも知っているはず。
だから歯磨きやお手入れも
昔の自分と比べたら
がんばっている人が多いと思います。
歯がキレイな人や歯の悩みがない人と、
ついつい自分を比べそうになってしまったら
『過去の自分』と『今の自分』を比べてみてください。
"今の自分は歯を大切にできている"
と気づくはずです。
だから大丈夫!!
毎日のお手入れ次第できっと虫歯は減らせます。
いまある歯を大切に大切に守っていきましょう。
私もがんばります。
歯の悩みを抱えている方の心が
ほんの少しでも明るくなりますように。