断食とは、一定の期間飲食行為を断つことを言います。
「断食」を英語に訳したのが「ファスティング」です。
最近は、健康や美容のために断食(ファスティング)をする人が
増えていると言われています。
またダイエットでも注目されている断食。
メディアでも様々な断食の方法が紹介されていますよね。
断食と聞くと
・続かない
・つらそう
・(食べることを我慢すると)かえってストレスになりそう
とマイナスなイメージをされる方は多いのではないでしょうか。
かく言う私も興味はあるけれど、「きっと続かない」
というイメージを持っていました。
断食はやせるための修行という感覚すらありました。
ダイエット目的で挑戦して1日として
達成できなかった過去があります(笑)
そんな私が1週間夕食を食べないという断食に挑戦した理由は
悩んでいた”体の不調”があったからです。
最初は
「断食で解決できるの!?」と思いましたが
次第に試してみたいという気持ちが強くなりました。
1週間の夕食断食は体の不調を改善する『最初の一歩』であり
体を整えるきっかけです。
もともとの生活習慣を見直し
それから先の日常を変える努力も必要だと感じています。
しかし、わずか1週間夕食を食べないだけで体の変化のみならず
「食べること」に対する意識をガラリと変えてくれました。
これはとても大きな変化であると、私は実感しています。
そこで今回は私が挑戦した1週間夕食断食についてご紹介したいと思います。
目次
きっかけは1冊の本から
私が1週間夕食断食に挑戦したきっかけは1冊の本との出会いでした。
その頃、私がどうにかしたいと悩んでいた不調です。
眠りが浅く、寝ても疲れがとれない
この症状は2～3年の間、常に感じていました。
睡眠時間がたりないのかなと思い
子供といっしょに21時に寝て朝6時頃起きる。
それでも眠い。
反対に寝すぎなのかなと思い
23時に寝て朝6時に起きる。
やっぱり眠い。
すっきり目覚めず朝起きた時にはもうすでに疲れているんです。
小さい子供と一緒に寝ていることもあり、
熟睡できていないのは子供の寝返りや寝息に敏感になっているから。
子供が成長するまでの辛抱だと、あきらめていました。
しかし眠れているという実感が持てないことは
なかなか辛いものです。
とにかく短時間でもいいから
熟睡したい!!そう思っていました。
なぜか妙にやる気がでない
家事や育児など、やるべきことはまぁまぁやれている。
時にはお出かけもするし、ショッピングも楽しむ。
それなりに気分転換やストレス発散はできている自覚がある。
にも関わらず、なんというか…
チャレンジしてみようかな!
ためしにやってみようかな!
といった前向きな気力がそもそも起きず、
自分のために時間を使うことにエネルギーがわきあがってこない。
次第にそんな自分に嫌気がさしてくる。
心の中は常に負のスパイラル状態でした。
おならが臭い
すいません(笑)
これは書こうか迷ったのですが、恥を忍んで言います。
お通じがあっても、なぜかおならが臭いんです!!
以前はそんなことなかったのに、ここ半年くらいおならをすると常に臭い。
普段から食生活には気をつけていて
野菜や食物繊維はわりと積極的に食べています。
腸内環境が良くないのかもしれない、と思っていました。
そんな不調を抱えていたある日
久しぶりに行った本屋さんで、たまたま目に入ってきたのが
堀江昭佳さんの『血流がすべて解決する』という本。
手に取りパラパラとめくっていると子供にせかされ
いったんは棚に戻したのですが…。
(血流…⁉)
(…すべて?え、すべて解決??)
何が書いてあるのかとても気になり買って帰ることに。
これが1週間夕食断食への
”はじめの一歩”となったのです。
私の不調は血流が関係している!?
早速本を読んでみると
『え、そうなの!?』と驚くこと。
『たしかにそうだよね!!』と激しく納得すること。
『私も時々あるな、こういう症状』と気づくことのオンパレードでした。
とても丁寧に、わかりやすく書かれており
もはや本を読み進める手が止まりませんでした。
眠りが浅く、寝ても疲れがとれないという体の不調。
なぜか妙にやる気がでないという心の不調。
どちらも血流が関係しているということを
本を通して理解することができました。
となると、もう前のめりで「血流をよくしたい‼」と思いますよね(笑)
そこでまずは本の中で紹介されていた
1週間夕食を食べないという方法を試してみることにしたのです。
私の食生活
私が『血流がすべて解決する』という本を読んで一番納得したことは
「私は食べすぎている」ということでした。
これは自分でも自覚しており
ここ2～3年で明らかに食べる量が増えていました。
熟睡できていないと感じ始めた頃と重なります。
とくに夕食に関しては
以前の1.5倍くらいは食べていたかもしれません。
当然体重は4㎏ほど増えました。
それまでは腹八分目にしていた夕食も
お腹いっぱいと感じるまで食べていました。
どうやらその食べすぎが胃腸に負担をかけていたようです。
胃は食べたものを消化し腸で栄養を吸収する。
胃腸が疲れ、本来のあるべき機能が低下してしまうと
消化不良を起こし、栄養を取り込むことができなくなってしまいます。
体は食べたものでつくられているのに
消化吸収できていなければ、
せっかく体によい食事をとってもムダになってしまうのです。
さらに
「お腹がすいたからご飯を食べる」
ではなく
朝がきて起きたから、ご飯
もうお昼の時間だから、ご飯
夕食の支度をして、さぁご飯
「食事の時間がきたからご飯を食べる」
ということが当たり前になっていました。
もちろん、おやつの時間も甘い物を食べ
小腹が減ったらちょこっとお菓子をつまむ…
「お腹すいた?」なんて体の声を聞くという考え自体がなく
食事の時間がきたら「食べなくちゃ」と
いわば義務のように食べていたことにも気づかされました。
そういうことに気づかされると
1週間夕食を食べないことはつらいことではなく、
大切な自分の胃腸を休ませるために
必要な休養なんだと考えることができました。
夕食断食スタート
私は専業主婦ということもあり、普段決まった時間に食事をとることができています。
7時 朝食
12時～13時の間に昼食
15時～16時の間に子供とおやつ
18時30分 夕食
夕食を食べないということは
昼食を食べてから、翌日の朝までは何も食べない。
私の場合およそ18時間の間、水分以外は摂らないことになります。
朝食は白米と味噌汁、それからちょこっとしたおかず。
おかずがさみしいとき、卵焼きを作ったりすることもありますが
基本的には、味噌汁とおかずは前日の夕食に多めに作って
翌日の朝食で食べます。
昼食はパンや麺類をなるべく避け、
たんぱく質をきちんと摂る食事内容にしました。
夜は家族と一緒に食卓へ座って
具なしの味噌汁か、緑茶などを飲んでいました。
甘いものが食べたくなった時は、
昼食を食べた後に少しだけつまんでいました。
私はコーヒーが大好きで毎日飲んでいるので、
夕食断食中もコーヒーだけは我慢せずに飲んでいました。
1日何も食べない断食とは違って
朝と昼は食べられるので想像していたよりもつらくはありませんでした。
1週間夕食断食の効果
効果その1
「眠れているという実感がもてるようになった」
断食を始めてから3日目の朝から
「あれ!?なんとなく目覚めがいいかも!?」と感じ始め
断食が終わるころには「眠れている」という確信に変わりました。
夜中に目が覚める頻度も激減しました。
効果その2
「体重が減った」
ダイエットをがんばってもなかなかやせないアラフォーですが
わずか1週間で体重が2.5㎏減りました!!
特にお腹周りがすっきり。
さらに二の腕や太もものむくみもとれて体全体が軽く感じました。
やはり”やせる”と嬉しいですね(笑)
効果その3
「自然と腹八分目の食事ができるようになった」
夕食を食べないと寝る前や朝は空腹を感じますが
胃が小さくなっているので、始める前と同じ食事の量は
食べられなくなりました。
食事を抜くことで、食べたい欲求が普段より高まるのでは!?
というイメージもありましたが、
「空腹は満たされたからこのくらいでごちそうさま」
というように食事の量をコントロールできるようになりました。
効果その4
「お通じに変化があった」
私はもともと、お通じが毎日ありません。
夕食断食をしている間のお通じは3回でした。
毎日あることが理想かもしれませんが、
1回のお通じの量が格段に増え、出たあとはスッキリ‼
これは久しぶりの感覚でした。
そのおかげで、おならもにおわなくなりました(笑)
効果その5
「やる気がアップした」
眠れているという感覚が持てるようになってから
疲れたと感じることが少なくなり
無意識にしていた”ため息”も減ったような気がします。
体が軽くなるとともに、活力が戻ってきました。
まさに心と体はつながっているんだな、と思いました。
効果その6
「生理に変化がみられた」
私は、生理が終わった5日後から1週間夕食断食を始めました。
次にきた生理では鮮血の色が明るくなり、量も増えました。
さらに、生理前にあるPMS(月経前症候群)は普段より軽く、
特に精神面ではイライラや気分の落ち込みがありませんでした。
このように1週間夕食断食をした効果として
うれしい体や心の変化がいくつもありました。
と同時に気づかされたことも。
当たり前のように食べていた食事に
「食べられる幸せ」を感じながら頂く
その気持ちを忘れてはいけないな、と思いました。
夕食を抜いているので、朝食がと～っても美味しいです。
（特に味噌汁、体にしみわたります）
断食をトライした後の食生活
1週間の夕食断食を終えた後は、今まで通り夕食を食べています。
ですが、量は少なめにしています。
お昼に食べすぎてしまったと感じたときは
夕食はお味噌汁だけにしたりして調整することも。
体重はさらに減り、20代の頃のベスト体重をキープしています。
また、たんぱく質をしっかり摂るように意識しています。
『血流がすべて解決する』という本の中で紹介されていますが
鶏肉をよく食べています。
女性は特にたんぱく質が不足気味の人が多いそうです。
ふり返ると私も1日の中でたんぱく質をとらない食事をしていました。
特に昼食です。
どうせ一人だし、自分の分だけを作るのは面倒だし、と
パスタやパンだけで済ませてしまうことも少なくありませんでした。
体にとって大切なたんぱく質が不足していたことも
悩んでいた不調につながっていたんだと気づきました。
ただ、食事と同じように
「食べなくちゃ」という意識ではなく
バランスよく「ほどほどに」を心がけています。
『血流がすべて解決する』
著者の堀江さんは漢方薬剤師で
不妊カウンセラーとしても活躍されている方で
知っている人も多いかもしれません。
出雲大社参道で老舗漢方薬局を営まれており
全国各地から不調に悩むたくさんの方から相談を受け、
丁寧なカウンセリングのもと、改善へと導くスペシャリスト。
そんな実績のある方が
女性の病気や不調は血流を無視してはよくならないと
断言されています。
”この不調はもうずっと前からだから仕方ない”
”色々とためしてみたけど変わらない”
”親も同じ不調があるし、遺伝なのかも…”
「どうせ変わらない」と心のどこかで
あきらめてしまっている不調、ありませんか?
私のように、なにか不調を抱えている方がいたら、
まずは一度『血流がすべて解決する』という本を
手にしてみることをおすすめします。
悩んでいる不調の解決策が見つかるかもしれません。
この記事を読んでくださった方が
心も体も健やかに、穏やかな毎日を過ごせることを願っています。
まとめ
健康のためにも3食きちんと食べなくちゃ!!
お腹はすいていないけどご飯の時間だから食べなくちゃ!!
そんな毎日が当たり前になっていませんか?
もしかしたら胃腸は
「そんなに食べないで」
「少し休ませて～」
と思っているかもしれません。
胃腸とは何ら関係のないように思える不調も、
実はつながっていることもあります。
私は、わずか1週間夕食を食べないだけで
体や心の変化のみならず
「食べること」に対する意識をガラリと変えてくれました。
「どうせ変わらない」と心のどこかで
あきらめてしまっている不調、ありませんか?
前向きになれずネガティブなことばかり考え
そんな自分を責めてしまうこと、ありませんか?
体を整えると、思考も変わりますよ!!
この記事を読んでくださった方が
心も体も健やかに、穏やかな毎日を過ごせることを願っています。
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夫にも夕食断食を勧めたところ
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【外部リンク】
☆堀江薬局オフィシャルサイト https://www.funin-kanpo.com/about-akiyoshi-horie/
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