もうすぐ夏休み!
定番のアウトドアやアクティビティ、夏のレジャーなどを楽しむ予定の方は多いのではないでしょうか。
日々走りまわり、元気に遊ぶ子供たち。
元気だからこそ、時には転んですりむいたり、ケガをしてしまうこともありますよね。
我が家には4歳(年中)の娘がいますが、すり傷は日常茶飯事。
そのたびにいつもお世話になっているのが ”絆創膏(ばんそうこう)” です。
とにかく絆創膏が大好きで、すり傷ならまだしも、ただぶつけただけでも絆創膏を貼りたがります。
子供が喜びそうなキャラクターの絵が描いてあるものを使っていたので、最初はただ貼りたいだけなのかな!?と思っていました。
でも、どうやらそうではないようなのです。
ある時から一般的な肌色タイプの絆創膏に変えてみました。
それでも、事あるごとに「ばんそうこう貼って~」と泣きながら言ってくるのです。
貼るまで泣き続け、貼ったあとは何事もなかったようにケロッとして遊び始めます。
こ、こ、これはもしかして…
絆創膏を貼れば治ると思っている!?(笑)
こういったプラスの思い込みって大事だなと思います。
一番最初に貼ってもらった絆創膏は「ママが痛いの痛いの飛んでいけ~」と言いながら、優しく貼ってくれたから治ったんだと、子供にとって絆創膏は魔法のテープのような存在なのかもしれません。
とは言っても、「絆創膏のムダ使いかな!?」「このくらいの傷なら貼らなくてもいいのに」など困惑した時期もありました。
しかし、絆創膏には大切な役割もあると理解してからは、上手に使おうと思うようになりました。
また、子供が転んだときやケガをした時、親はどうするのがよいか!?と迷ってしまうこと、ありませんか?
今回は、私が知らなかった絆創膏の”あれこれ”や、子供がケガをした時に大切にしていることをお話をしたいと思います。
参考にして頂けたら嬉しいです。
地域によって絆創膏(ばんそうこう)を表す呼び方がバンドエード、カットバン、キズバンなど、いくつか異なるものがありますが、ここでは「絆創膏」という表記にさせて頂きます。
目次
絆創膏の役割
絆創膏は傷口を保護する目的のもので、ばい菌などが傷口から入るのを防いでくれます。
特にすり傷、切り傷、さし傷、かき傷、靴づれなどに効果があるとされています。
ここで注意したいのは、絆創膏が効くのはあくまで浅い傷です。
出血量の多い傷や深い傷、動物などにかまれた傷などは、医師の診断を受けることが大切です。
絆創膏を使用する前に
まずは傷口を水で洗います。
傷口に入ってしまった砂などの異物やばい菌を洗い流し、化膿や細菌感染を防ぎます。
「清潔にしなければ」と消毒が必要と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、消毒液は傷をよくする細胞までやっつけてしまい、治りを遅らせてしまう場合もあるため流水で洗うようにします。
傷の周りに水分が残っていると、絆創膏がはがれやすくなるため、洗ったあとは清潔なティッシュなどで水分をしっかりとふき取ります。出血がある場合は、ある程度止血してから貼ります。
絆創膏の貼り方
絆創膏は中央からそっと、優しく貼ります。
よく動かす指などに貼る時はついつい引っ張って貼りたくなりますが、絆創膏を引っ張りすぎると肌に負担がかかり、かぶれなどの原因になることも。
きつめに巻くとうっ血してしまうこともあるため、優しく貼りましょう。
ひじ・ひざなどに貼る場合は、皮膚がつっぱった状態(ひじやひざを曲げる)で貼ると、はがれにくくなります。
水でパッドがぬれると細菌が増えやすくなるため、ぬれたら新しいものに変えるなど定期的に貼り替えることも大切です。
絆創膏の種類
傷口の大きさに合わせて小さいものから大きいもの、指先用からひじ・ひざ用まで、幅広いサイズや形があります。
塩ビ、非塩ビタイプといった素材だけでなく、水に強い防水タイプや、丈夫さとフィット感が両立したはがれにくいタイプなど、使用環境や用途からも選ぶことができます。
キズパワーパッド(治癒絆創膏)って?
従来からあるおなじみの絆創膏は、傷を保護することが目的で外部刺激から守ってくれる役割があります。
一方で、キズパワーパッドは傷の治りを早めてくれる治癒絆創膏とも言われています。
すり傷など、傷口をよく見てみると無色透明の体液がにじみ出ていることがありますよね。
この体液には傷を治す成分が含まれています。
キズパワーパッドはぴったり密着することで傷をしっかりとおおい、うるおい(体液)を傷口に保ち自然治癒力を高め、傷を早く治してくれます。
こうした自然治癒力に着目したモイストヒーリング(湿潤療法)というキズケアが近年広まってきているのです。
さらに、傷跡が残る原因になりやすいかさぶたをつくらないため、きれいに治るのです。
ポイントは傷が乾かないうちに貼ること。
使用上の注意にも書いてありますが、かさぶたができている傷や、感染が見れれる傷には使えません。
また、「2歳以下の乳幼児には使用しないこと」と記載もありますので、使用の際は添付されている注意事項等をよく読んでから使って下さい。
我が家では今まで救急絆創膏を使っていました。
娘のひざには転んだ傷が残ってしまっているものもあるため、今後はキズパワーパッドの効果に期待したいと思います。
貼るだけで自然治癒力を高めてくれるキズパワーパッド、お出かけのときはお守りがわりにバッグへ入れておくと安心ですね。
子供が転んだ時、親はどうする!?
転んだ時、泣く子もいれば泣かない子もいます。
誰かが手を差し伸べてくれるのを待っている子もいれば、ひとりで立ち上がる子もいます。
「うちの子は転んだら大泣きして自力で立ち上がらない」
「お友達の〇〇ちゃんは転んでもケロッとしているのに…」
ついつい同じくらいの子と我が子を比べてしまうこともあるかもしれません。
子供が転んだらすぐに駆け寄って「大丈夫?痛かったね」と優しくするから、一人で起き上がらずに子供が強くなれないかもしれない。
「それくらい大丈夫、大丈夫」と何事もなかったかのように親が明るくふるまっても、子供は一向に泣きやまない。
親はどうすればいいのだろう?と迷ってしまうこともありますよね…。
「あの時、こうした方がよかったのかもしれない」と後悔したり、反省したり、悩んだり、の連続ですが、
私は一つだけ心がけていることがあります。
それは ”怒らないこと”です。
「だから気をつけなさいって言ったでしょ~」
「いつまでも泣かないの!」
つい言ってしまいがちなことも言わないように心がけています。
子供だって痛い思いをしたくてわざと転んだわけではないし、転んで学ぶことはたくさんあります。
大人だからさすがに泣くのは我慢しますが、痛いものは何を言われようと痛いですよね(笑)
ケガをした時や具合が悪い時は子供の気持ちに寄り添うことで子供は大きな安心感を得ることができます。
安心した途端、ピタッと泣き止んだり元気になることもあります。
逆に、親の顔を見たらほっとして我慢していた涙がこぼれてしまうこともあります。
転んでしまった時、かけよりたい気持ちをおさえ辛抱強く待ってみると、自分で起き上がる成長を見せてくれることもあるでしょう。
どんな時も親が冷静に、我が子を信じて愛情深く見守れば、子供は自然とたくましく成長してくれます。
育児をする中で、子供のことを考えて ”あえて" 厳しくしなければいけないと考えてしまうことは意外と多く訪れます。
でも、「こうした方がよい」「こうするべきだ」ということだけにとらわれずに、シンプルに自分がされて嬉しいこと、悲しいことを考えて育児をすることも大切だと実感する今日この頃です。
まとめ
この程度の傷で絆創膏を貼るのは大袈裟ではないか!?という親目線の考え方に対し、子共にとっては「これを貼ったらもう大丈夫」と思える魔法のテープのような存在である絆創膏。
絆創膏は傷を保護することが目的で外部刺激から守ってくれる大切な役割があります。
また、自然治癒力に着目したモイストヒーリング(湿潤療法)というキズケアが広まってきており、キズパワーパッドは傷の治りを早めてくれます。
傷跡が残る原因になりやすいかさぶたをつくらないため、きれいに治るというメリットもあります。
消毒液は傷をよくする細胞までやっつけてしまい、治りを遅らせてしまう場合もあるため、絆創膏を貼る前は傷口を水で洗うようにします。
貼る時は中央からそっと優しく。
ひじ・ひざなどに貼る場合は、皮膚がつっぱった状態(ひじやひざを曲げる)で貼ると、はがれにくくなります。
水でパッドがぬれると細菌が増えやすくなるため、ぬれたら新しいものに変えるなど定期的に貼り替えることも大切です。
注意したいのは、絆創膏が効くのはあくまで浅い傷です。
出血量の多い傷や深い傷、動物などにかまれた傷などは、医師の診断を受けることが大切です。
キズパワーパッドはかさぶたができている傷や、感染が見れれる傷には使えません。
「2歳以下の乳幼児には使用しないこと」と記載もありますので、使用の際は必ず添付されている注意事項等をよく読んでから使って下さい。
子供が転んでしまった時、親はどうすることが一番いいのだろう?と迷ってしまうこともありますよね…。
子供の気持ちに優しく寄り添うことで子供は大きな安心感を得ることができます。
かけよりたい気持ちをおさえ辛抱強く待ってみると、自分で起き上がる強さを見せてくれることもあるでしょう。
どんな時も親が冷静に、我が子を信じて愛情深く見守れば、子供は自然とたくましく成長します。
育児をする中で、子供のことを考えて ”あえて" 厳しくしなければいけないと考えてしまうことは意外と多く訪れます。
でも、「こうした方がよい」「こうするべきだ」ということだけにとらわれずに、シンプルに自分がされて嬉しいこと、悲しいことを考えて育児をすることも大切です。
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