ゆとりを持って起きているはずなのに、とにかく毎朝バタバタする!!
特に小さいお子さんがいるご家庭の朝は大変ですよね。
何が大変って…子供の「みじたく」が思うようにはかどらない、と毎朝頭を抱えているママさんは多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
我が家には4歳(年中)の娘がいるのですが、朝起きてから送り出すまで「はやくして」と数えきれないほど言っています。
「このままのペースでいったら間に合わないかも」と、先を見すぎてついうるさく口出してしまうのです。
我が子の場合特に時間がかかってしまうのが、お着替えです。
まぁ~とにかく着替えません(笑)
お着替えモードになるまで10分以上かかっているのに、やっとパジャマを脱いだかと思えば下着のまま別のことを始めてしまったりと、とにかく時間がかかります。
イライラを引きづったまま娘を送り出す日が数えきれないほどありました。
当然子供だって、朝から「はやくして」「まだやってないの!?」「もぉ~~」とイライラするママを目の当たりにして、口うるさく言われればイヤな気分になってしまいますよね。
やっぱり1日の始まりは笑顔で「いってきます」「いってらっしゃい」と言いたい。
毎朝同じことのくり返しだし、言わなくても何をしなければいけないかわかっているでしょう⁉と、決めつけてしまっていた私。
そこで作ってみようと思い立ったのがオリジナルの「お支度ボード」です。
材料は100円ショップやホームセンターなどで購入しました。
イラストは無料印刷できるものをフル活用しています。
子供が準備をしやすいようにやることを「見える化」して
子供の「できた♪」を応援する
そんなお支度ボードをご紹介したいと思います。
参考にしていただけたら嬉しいです。
目次
お支度ボードのつくり方
おからドーナツの素材を使用しています
どんなボードにするかを決める
「できた」と「まだできていない」をどのように見分けるボードにするか、これをまず考えました。
・お支度がおわったマグネットを裏返す
・お支度がおわった項目に目印のマグネットをつけていく
・ボードを「できた」と「これから」の左右(または上下)に区切り、マグネットを動かす
この中で私はお支度がおわったマグネットを裏返す方法のボードを作ることにしました。
コンパクトなボードの中で、朝だけでなく「帰ってきてから」と「夜やること」の項目も追加したいと考えていたからです。
子供がひとりでボードを活用できるかどうかを想像しながら、お子様やご家庭に合う方法を選ばれるといいと思います。
身支度項目のリストアップ
次に「トイレにいく」「かおを洗う」「着替えをする」といったやることのリストアップをします。
これを機会に習慣化してくれたらいいなと思ったことを盛り込むのもおすすめです。
【朝やること】
①て・かおをあらう
②ごはんをたべる
③トイレにいく
④はみがき
⑤おきがえ
【帰ってきてから】
①てをあらう、うがい
②おきがえ
③コップときゅうしょくセットをだす
④おやつ
⑤おてつだい
⑥おべんきょう
③の幼稚園バッグから洗い物を出すことは私がやっていたので、自分でやってもらうようにしました。
⑤⑥お手伝いや勉強は、もう少し成長した時に、自分の洗濯物を整理したり、宿題をしたりすることが自然と習慣になっていて、できたらいたらいいなと考え入れました。
今は本人の気分次第ですが、お手伝いは洗濯物を一緒にたたんでくれたり、お勉強はひらがなの練習やはさみとのりを使った工作などをする日もあります。
私が夕食の準備をしている間はフリータイム。テレビやDVDを観ていることが多いです。
【夜やること】
①おふろ
②ごはんをたべる
③はみがきをする
④おかたづけをする
⑤トイレにいく
あらかじめリストアップしておくことによって、必要になりそうな材料の量を把握したりイメージすることができます。
材料と作り方
【購入した材料】
・壁かけホワイトボード
・両面マグネットシート
・ピンフック
ホワイトボードはカインズ、その他は100円ショップで購入しました。
【用意したもの】
・はさみ
・両面テープ
・ごほうびシール(なくてもOK)
・マスキングテープ(なくてもOK)
・身支度イラスト(手書きでもOK)
ごほうびシールは裏返したマグネットに貼るために自宅にあったものを用意しました。
私は絵を描くことが苦手なので、身支度のイラストを無料でダウンロードできるものを使いました。
イラストを両面テープでマグネットシートに貼りはさみで切り、身支度項目分を作ります。
裏側はできたシールやごほうびシールを貼り、「できた」の目印をつけていきます。
マスキングテープやシールなどを使うと、子供は喜びます。
子供の「できた!」を応援する”ひと工夫”
せっかく作るのですから、ぜひ活用して欲しいと思うのが親心…
シンプルで子供が喜びそうなボードを作ろうと思いました。
やることの項目は文字だけでなくイラスト付きの方が子供はイメージがしやすいと思います。
絵が得意のママさんは手書きでイラストを描くのもおすすめです。
私は絵を描くことが苦手なので、無料印刷できるイラストを使いました。
マグネットの裏側は、我が子が大好きなキャラクターのごほうびシールを貼りました。
さらに一言コメントも書き加えました。
例えば
朝の「着替え」の裏には「(ハンカチやティッシュなど)わすれものはないかな?」
帰ってきてからの「着替え」の裏には「ぬいだようふくもおかたづけできたね」などです。
あえて「やること」としてピックアップしなかったのは、子供が自分で考えて自然と習慣化につながったらいいなと思ったからです。
私はお支度ボードを作ることで、子供が一人でできたことに反応したり、ほめたりすることをすっかり忘れてしまっていたことに気がつきました。
ついつい「できて当たり前」「なぜできないの!?」という感覚になってしまっていたのです。
まだまだ成長途中。
遅刻しないように誘導するだけでなく、「できたね」と一緒によろこび、ほめてあげることを忘れずに心がけていきたいと思います。
お支度ボードを取り入れてから
完成した身支度ボードを見た子供の反応は「なにこれ~♪」と興味を持ってくれたようでした。
早速、その日は【かえってきてから】やることを実践していました。
できたらマグネットを裏返し、そこには大好きなキャラクターのシールと私からの一言コメントがあると気がついた娘は、ひと通りマグネットを裏返しチェックしていました。
次はどんなシールが貼ってあるのかな?
どんなコメントが書いてあるのかな?と、わくわくしているようでした。
さらには、「あれ!?ママ、お風呂の前にもトイレだよね?もう一つトイレを作って」と言われました(笑)
あとから追加したい項目を増やせるところも手作りのよいところ。
完成したあとは、この順番でいいかな⁉とお子さんと一緒にぜひ確認してみるといいと思います。
本当はこういう順番の方がやりやすい、ということがあるかもしれません。
翌朝、起きてきた娘はお支度ボードの前に直行していました。
私が声をかけなくてもボードを見て、順番に行動することができています。
朝ごはんを食べている時には、「この後は、はみがきだよね!!」と次にやるべきことを言う一幕も。
口で言われるよりも、目で確認できる方が子供はやりやすいようです。
子供もママも、「なにが終わっていないのか」一目でわかります。
1つ終わったら自分でマグネットを裏返す。
実はこのマグネットを裏返すという動作も、子供の指先を動かす練習にもなるのです!
指先を動かすことは、子供の脳の発達に良い影響を与えると言われています。
一つ一つ毎日の積み重ねが子供の自信につながっていく。
お支度ボードは朝の身支度がスムーズにいくだけでなく、子供が達成感を得られる手助けにもなってくれると感じています。
まとめ
毎朝同じことのくり返しだし、言わなくても何をしなければいけないかわかっているでしょう⁉と、決めつけてしまっていた私。
子供の朝の身支度をスムーズにするために、やることを「見える化」しようと「お支度ボード」を作りました。
私は壁掛けのホワイトボードとマグネットシートを購入し、支度がおわったらマグネットを裏返す方法のお支度ボードを作りました。
お支度ボードの良いところ
①子供がすすんで支度をしようとする意欲が芽生える
②やることを見える化することによって、支度がスムーズになる
③子供も親も、まだ終わっていない支度が一目でわかる
④「できた!」の積み重ねで子供が自信をもつようになる
⑤習慣化につながる
お支度ボードを取り入れてから、私が声をかけなくてもボードを見て順番に行動することができるようになってきました。
今まで私がやっていたことも習慣化することに成功しました。
口で言われるよりも目で確認できる方が、子供はやりやすいようです。
慣れてきて「手が止まってしまっているな」と感じた時は、「次はなにをするんだっけ~?」「まだ裏返していないマグネットがあるね~」といった声がけをするようにしています。
一人でできることが増えてきて、ついつい「できて当たり前」という感覚になってしまっていましたが、
遅刻しないように誘導するだけでなく、「できたね」と一緒によろこび、ほめてあげることも忘れてはいけないなと思いました。
1日の始まりは笑顔で「いってきます」「いってらっしゃい」と言いたいですね。
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