みなさん、一人旅ってされたことはありますか?
行き先が国内か、海外かによってハードルの高さに違いはあるかと思います。
そもそも私にとって「ひとりで旅行する」ということ自体、ものすごく勇気がいることでした。
そんな私が一人旅をしたのは、本気で良縁祈願したいと思ったからです。
もちろん、神様にお願いするまえにやるべきことがあることは痛いほどわかっていました。
当時の私はアラサーで周りがどんどん結婚していく中、出会いもなく恋人すらいない状況でした。
このまま私はずっと独身かもしれないと不安に思うこともしょっちゅうありました。
でも待っているだけでは何も変わらない。
私が一人旅を決めたのは「とにかく行動する!」という自分なりの宣言でもありました。
一人旅は決めるのも自分、計画するのも自分、行動するのも自分です。
人生も同じです。
私は一人旅をして意識が変わり自信がつきました。
ひとりで行けたんだからこれくらい…と恐れずに行動できるようになったのです。
「ひとりはちょっと…」とためらってる方の背中を押すことができたらいいなと思い、一人旅初心者の私が本気で良縁祈願をしたお話しです。
果たしてその願いは成就したのか…!?(笑)
最後までお読みいただけると嬉しいです。
目次
行き先は自分が行きたいと思う場所がおすすめ
ひとり旅でおすすめの場所を探してみるとたくさんあってどこも魅力的です。
日本国内には数えきれないほどのパワースポットがあり、縁結びの神様がいる由緒ある神社もたくさんあります。
そんな中で、私は迷うことなく出雲大社に行こうと決めました。
前からずっと、いつか行ってみたいと思っていた場所だからです。
「初めての一人旅だからまずは近場で」「友人にすすめられたから」ではなく、思い切って自分が行ってみたいと思ったところへ行くことをおすすめします。
その理由は
①旅行の計画をたてるときもわくわくする
②知りたいと思うから調べる意欲が出てくる
③行きたいと思っていた場所へ行けると大きな達成感が得られる
自分が行ってみたいと思う場所や、なんとなくでもひかれる場所こそが自分にとってのパワースポットなのではないか、と私は思っています。
事前の予約と下調べで不安とサヨナラ
一人旅でまず不安に感じることは「何かあったらどうしよう」だと思います。
誰かと一緒であれば相談したり助け合ったりできるけれど、いざ困った時に頼れる人がいないのは心細いと感じる方が多いかもしれません。
でも、旅行の前に下調べをしてプランを立てておくことによって、ほとんどの不安はなくなると感じました。
<私が予約手配したこと>
①飛行機の予約
②ホテルの予約
③レンタカーの予約
<私がプランを決める時に下調べしたこと>
①空港までの行き方、時刻表、料金
②行きたい場所の位置
③移動所要時間(観光地⇔ホテル⇔空港など)
④現地の公共交通機関の時刻表、乗降車場所、料金
⑤食事場所の候補
⑥行く場所やホテルの周辺状況
⑦特産物やお土産屋さん
私は2泊3日の一人旅でしたが、旅のしおりのようなものを自分で作りました(笑)
現地に行ってから調べればいいことでも事前に調べておくことによって、なんとなく感じる不安はなくなると思います。
また地図や公共交通機関の時刻表などは紙で用意して持っていくと安心です。
もしスマートフォンの充電がなくなってしまっても、あわてなくてすみます。
有名な特産物や寄ってみたいお土産屋さんを調べておくと「これ食べればよかった~」「ここにも行ってみたかった~」とあとで後悔することがありません。
せっかく行くのですから下調べも楽しんで、「ひとりだから…」とひかえめにならず思いっきり満喫しましょう。
出雲大社で良縁祈願
私の一人旅最大の目的は「出雲大社を参拝する」ことだったので、2日目の朝早くホテルを出発しました。
周辺の駐車場は混雑してとめられないことを想定して、レンタカーではなく公共交通機関を利用しました。
出雲大社は拝殿まで四つの鳥居があります。
鳥居はすべて歩いてくぐりたいと思ったので、一の鳥居の手前のバス停でおりました。
一礼をして神様の通り道である真ん中をさけて鳥居のはしっこを歩きます。
二の鳥居のあと、祓社(はらえのやしろ)で心身のけがれをはらい清めます。
事前に参拝方法を調べておいたので、見落として通り過ぎなくてすみました。
朝早くに足を運んだかいがあり、ほとんど参拝者はいませんでした。
境内はとても清々しく、ぞくぞくと鳥肌が立ちました。
手水舎(てみずや)で手と口を清めたあと、いよいよ参拝です。
出雲大社のお参りの仕方は一般的な神社と異なり「二礼四拍手一礼」です。
①二度拝礼(おじぎ)して
②四回柏手を打ち
③最後にもう一度拝礼(おじぎ)
私は祈祷(きとう)をしてもらいました。
※祈祷とは神主や祈祷師などがとりおこない、神様に叶えてほしい願いを伝え加護が受けられるように祈ること
私は自分の名前と住所、まずは参拝できたお礼と日頃の感謝の気持ちを心の中でとなえました。
それから私にとって良きご縁を頂きたい。
当時、同じように婚活していた友人にも良きご縁がありますように、とお願いをしました。
祈祷してもらったあとは、自分と友人2人に”えんむすび”のお守りを購入しました。
境内をゆっくり散策した後は、お昼に十割そばを食べました。
これも事前に調べて、ここで食べよう!と決めていました。
出雲大社前にある参道は、たくさんのお店があり見ているだけで楽しかったです。
自分が入ってみたいお店に行って、自分のペースでショッピングできる。
これは一人旅のいいところの一つです。
ちなみに家族や友人へのお土産は、お箸を買いました。
私が出雲大社で頂いたパワーやご縁を”はしわたし”できますように、と願いを込めて。使いやすいと評判でした。
もちろん自分へのお土産にも買いましたよ(笑)
初めての一人旅をしてみて感じたこと
率直な感想は「ひとりはさみしい」でした。
だから一人旅はもうしたくないという意味ではなく、自分はいつも恵まれた環境にいるんだなと気づかされたのです。
“家族や友人、誰かと一緒に食べられるご飯”
“おはよう、おやすみとあいさつを交わす誰かがいるということ”
普段、当たり前のように感じることも、実はとても温かいことなんだと思いました。
勇気を出して行った一人旅でしたが、自分が思っていた以上の行動力に新たな一面を発見することもできました。これは私の自信となりました。
出雲大社参拝後に頂いた私のご縁
出雲大社に行った数ヶ月後、友人の紹介がきっかけで恋人ができました。
お互い結婚を意識していましたが、その方とのご縁は続きませんでした。
それからというもの出会いの機会に恵まれず途方に暮れた時もありました。
でも「待っているだけでは何も変わらない」と思い、行動することを続けました。
そして数年後、未来の夫となる人にめぐり会えたのです。
初めてのデートの日、車で迎えに来てくれました。
助手席に座わり、ふと運転席を見ると見覚えのあるお守りが…。
私が持っているお守りと同じ出雲大社の”えんむすび”でした。
夫との出会いは、出雲大社の神様に頂いたご縁だと私は信じています。
夫婦になった私たちは出雲大社へお礼参りに行き、結婚の報告をしました。
行動したから夫とめぐり会えた、そう思います。
数年前ひとりで訪れた土地に、今度は人生をともに歩むと誓った夫と一緒にこれた喜びはとても大きなものでした。
まとめ
経験するまでは、一人旅ってまわりの人から見たら自分はどう映っているのだろう…ということばかり気にしていたように思います。
「一緒に旅行する人がいない孤独な人!?」
「いつもひとりぼっちで友人がいない人!?」
でもこれは経験したことがない私の勝手な妄想でした。
経験したからこそ気づくことってたくさんあります。
私は一人旅を経験して自信がつきました。
自分の新たな一面を知ることもできます。
動けば得られるものがたくさんあると、私は一人旅に教えてもらいました。
ご縁は、待っているものではなく、みずから行動したその先にあるものかもしれません。
それは人と人とのご縁だけではなく、仕事や環境、物やお金とのご縁もきっと同じです。
良縁祈願に行く、これも行動のひとつです。
一人旅をしてみたいけどためらっている方がいたら、ぜひほんの少しの勇気を出して一歩をふみ出してみてください。
行動すればきっといつか願いは叶うと私は信じています。